森林認証林の拡大について

森林とともに歩んで

森林認証林の拡大について

2017年1月1日

平成15年からスタートした下川町での森林認証の取組みは、今年で14年目を迎えます。

森林認証とは、国際的に定められた基準やルールに従って、適切な森林管理と持続可能な森林経営が行われている森林と、そこから生産された木材や木製品に認証機関ごとに独自のマークを付けて、区別する制度です。

違法伐採や、保護する価値の高い森林の伐採を防ぐために効果的な仕組みです。

森林認証には、森林を対象としたFM認証(森林管理)と、木材の流通・加工業者を対象としたCOC認証(流通・加工)の2つの認証があります。認証製品として消費者まで届くには、FM認証と、COC認証を取得した事業者の両方を通ったものでなければなりません。

そのため、認証製品は適切に管理された森林から木材が生産されていることが保証されています。

下川町では国有林、町有林を合わせた2079haの認証森林でスタートしましたが、平成28年8月に実施された森林認証維持審査においては7634haが認証林として認められました。国有林503ha、町有林は全面積の4416ha、私有林は約65%にあたる2715haが認証林となりました。今後は私有林の35%の森林の認証に向けて、取組みを強化してまいります。

 私有林の認証森林における森林整備事業の実施にあたっては、下川町独自の助成制度が整備されています。苗木の植栽と除間伐の補助事業に対して、自己負担額の50%以内を下川町より助成していただけます。所有森林の手入れを進めるうえで大きなメリットのある施策です。