先進的林業機械を導入し、現地検討会を開催しました
2014年2月4日
先進的林業機械緊急実証・普及事業により導入した「ハーベスタ」と「フォワーダ」ですが、1月から機械メーカーと共に現場での作業性の確認と改良を進め、同時にオペレーターの操作技術やメンテナンス方法などについて研修を行ってきました。シンクタンクによる作業工程の調査なども実施して、効率的な作業システムの改善に取組んでいます。
2月4日には「先進的林業機械を活用した作業システム現地検討会」を下川町渓和町有林にて開催し、参加した林業関係者ら約60名に稼働状況を公開しました。
「作業システム現地検討会」では始めに下川町総合福祉センター・ハピネスにおいて、講演会を開催し、山下組合長の主催者挨拶、安斎町長から歓迎の挨拶に続いて京都大学の長谷川准教授から「林業におけるイノベーションの意義と方向性」と題して基調講演をいただきました。 現場に移動してのデモンストレーションでは、ハーベスタでの伐倒・枝払い作業~フォワーダに新たに装着したクラムバンクでの全幹集材作業~ハーベスタでの採材作業を実演しました。フォワーダでの集材ではオペレーターが機械から降りることなく、装着されているグラップルローダーで全幹材をクラムバンクに積み込み、土場に運び入れました。ハーベスタでの採材では、新たに装着したカメラによる材の曲りの確認やスプレーマーキングによる丸太の選別を行ない、見学された皆さんの注目を集めました