宮崎県串間市 南那珂森林組合を訪問・合併15周年記念祝賀会に参加しました
平成29年2月3日(金)に友好組合である宮崎県南那珂森林組合の合併15周年記念祝賀会等の行事が開催され、当組合から宮沢副組合長、藤原業務部会長、片岡部長、板橋係長の4名が参加してきました。
南那珂森林組合とは平成22年に友好組合協定を締結し、以来相互訪問や研修会、会議などを通じて、情報交換や交流を続けてきています。
今回は祝賀会への参加に合わせて、意見交換会や組合大会、現地視察研修など、中身の濃い訪問となりました。
意見交換会では、南那珂森林組合、平成23年に友好組合締結をした大阪府森林組合、
南那珂森林組合と友好関係にある宮城県石巻地区森林組合の4組合の役職員が集まり、地域の状況や課題、今後の友好組合の取組みなどについて意見を交換しました。
組合大会では南那珂森林組合の担当職員による事業事例発表会が行われ、地籍調査事業、間伐事業、加工事業について先進的な取り組みが紹介されました。
合併15周年記念祝賀会は南那珂森林組合の役職員と来賓、関係者などを合わせて164名での盛大な会となりました。美味しい料理と焼酎をいただきながら、地域の林業関係者の方々と情報交換。また来町されたことのある役職員や市職員の皆様と久しぶりに再会することもでき、更なる交流の輪が広がりました。
翌日には大変お忙しい中、飫肥(オビ)スギの主伐現場と飫肥(オビ)スギ大径材の製材工場を案内していただき、視察研修を行ないました。造材現場は冬なのに雪などあるはずもなく、下川では考えられないような急峻な斜面で高性能林業機械を使用した作業が行われていました。作業道の開設方法などいろいろな工夫されていて参考になりました。製材工場は森林組合の施設で、住宅部材のほか飫肥スギ大径材を神社などで使う特殊材に加工するため、長さ12m、径110cmまでの丸太を製材できる工場でした。
また、近年宮崎県ではスギ材の中国、韓国への丸太の輸出事業も盛んで、積み出しをする志布志港の原木ヤードも視察しました。
今回の訪問で下川町とは気候も地形も全く違う林業先進地を見聞しましたが、基本的な作業方法も目的も全く同じであり、課題なども共通するところが多くありました。今後も友好森林組合とは、お互いに情報を共有して、地域林業の発展につなげるよう活動を続けてまいります。